・左手で真綿の繊維を摘み手前に引き出す。(同時に節を消し、ワタの繊維の量を調整する)※右利きの場合
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・右手の指に唾をつけ、繊維を撚りながら撫でつける。※右利きの場合
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出来た糸はおぼけに落し入れる。
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糸が切れれば繋ぎ、計り真綿94gのワタを続けて1本の糸にしていく。(作業がしづらければ、半分、三等分の量で区切ってもよい。)
以上の動作の繰り返しが糸取りの基本動作です。
良い糸を取れるようになるには、2つのコツがあります。
①累積作業時間・・・短時間でもよいので毎日糸を取る。それを続けること。
②製品としての結城紬と、糸取り(産地全体の現状を含めて)の”技”を知識としてきちんと知ること。
この2つを無理なく暮らしの中で実施できる機会が持てると、糸取りは上手になります。